Entries

自動車組合ストライキの将来

GMがこれで本格的に中型車市場でトヨタのカムリ、ホンダのアコードと闘える、とマーケットに送り出した自信作、マリブを作っている工場がストライキに入った。ガソリン価格もどんどん高騰する中、今が売り時なのに、売れ筋商品がなくなってしまうのは痛い。

部品がなくては車を組み立てようもないが、GMのストには、同じく組合メンバーの自動車部品会社のストライキを助ける(GMに自動車部品会社を説得させる?)意味合いもあるようだ。このストライキ、いつまで効果があるものだろうか。左翼がかった友人は、unionizedされたところ優先で買い物するという。彼女によればUPSはinだが、Fedexはoutだ。こういう人はマイノリティなので、それだけでは組合の力は続かない。

シンガポールでは過去に最低賃金を一気に引き上げ、付加価値の高い仕事しか、国内には残らないようにし、一気に水準を引き上げた。アメリカでは、自動車工場を含め組合が強かったために、賃金水準が上昇し、大衆の購買力が上がり、国(あるいは世界)の経済を牽引する購買層となり、経済大国となったという説もある。

昔は代替の労働力がなかったから、組合、ストライキがワークしたが、今は工場ごとそっくり海外に持っていくことも可能となっている。逆に企業としては、他社と競争するためにはそうせざるを得ない。すると、先進国の残された労働者は、どうなるだろう。賢いシンガポール人は、プレッシャーをかけられることで、一気にレベルアップしたが、そのほかの国でもこれは当てはまるだろうか。彼らの仕事がなくなってしまい、社会保障のお世話になるようになったり、低賃金労働者になってしまうと、今度は世界の経済の牽引力の有力な購買層がなくなってしまう。多国籍企業は儲かっても、本国の人民は地盤沈下しかねない。部分と全体のバランスはどんな仕組みでとることになるのだろう。

0件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://mumenmoku.blog52.fc2.com/tb.php/50-503b6bcc
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)