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スカーフと政治

ビジュアルなイメージは昔も今もインパクトが大きい。本人が写真映りのいいネクタイ、シャツを身に付けるだけでなく、背景も周到にアレンジする必要がある。画家やカメラマンが試行錯誤してベストの構図を決めるのと同じだ。しかし、写す人達は第三者なので、何が写ってもいいように準備しておく必要がある。そこで先週、オバマのキャンペーンのスタッフは、「オバマイスラム」を誰かが連想しないように、スカーフを頭に巻いた女性にオバマの後ろの席から移動するようにお願いした。本人はよかれと思ってしたことだろうが、今はイスラム層からの反発を買い、足をすくわれた格好だ。

イスラム圏から遠い日本にいると、フランスで頭に被るスカーフが問題になっても、感覚として遠いものに感じるが、ここではヤンキースの帽子を被り、自分の贔屓チームをアピールする以上に、髪型、服装などの格好で宗教、信条の主義主張をしている人が多い。有権者は様々な集団に分かれ、オーバーラップし、片方にいい顔をすれば、他方が引くという変数の多い環境で大統領選挙に勝ち抜くのは難題だ。人種、宗教も超えた統一感を狙っているのに、スカーフを被っていちゃいけないのか?というのは当然の成り行きだろう。

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